医療法人社団創造会 メディカルプラザ平和台病院 千葉県我孫子市 | 夏・秋にもある花粉症

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夏・秋にもある花粉症

夏・秋にもある花粉症
夏や秋にも花粉症があります

スギ花粉症という言葉は、春の季語のように定着しました。でも本当は夏や秋にも花粉症があります。
ちょっと古いデータで恐縮ですが、厚生労働省が平成15年にアレルギー症状が出た人を対象に調査を実施しました。目鼻症状の出た季節で最も多かったのは、もちろん春ですが、夏・秋にも全体の15%の人が症状を訴えていることが分かりました。

その主な原因はイネ科の植物の花粉であるカモガヤやハルガヤ、キク科の花粉であるブタクサ、ヨモギなどです。また、ダニやペット、ゴキブリなどは通年性のアレルゲン(アレルギーの原因となる物質のこと)ですし、ユスリカ、ゴキブリなどの昆虫アレルゲン、空中真菌(カビ)にも注意が必要です。

花粉症に代表される、アレルギー性鼻炎の治療は、アレルゲンの除去と回避、薬物療法、 特異的免疫療法、手術治療に分けられます。中でもアレルゲンの除去と回避は、アレルギー性鼻炎の治療の基本とされています。そのためにはアレルギー検査を受け、医師による適切な診断を受けることが必要です。

アレルギー検査には様々な種類がありますが、血中のアレルゲン特異的IgE抗体を測定する「特異的IgE検査」は、重要な判断基準のひとつとされています。花粉症の症状が出ましたら、速やかに内科で診療を受けてください。