医療法人社団創造会 メディカルプラザ平和台病院 千葉県我孫子市 | 入院医療費「DPC」のご案内

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入院医療費「DPC」のご案内

当院では、平成23年4月1日より入院医療費の計算方式が変わります。
従来の検査や投薬、注射などの診療行為ごとに医療費を計算する「出来高払い」から「DPC(診断群分類包括評価方式)」となります。

DPCは、病名や手術、処置などの内容に応じ、厚生労働省によって定められた1日当たりの定額の医療費を基本として全体の医療費を算出する「包括払い」方式です。
医療の質の向上や透明化を図るために国が推進している制度で、当院もこの趣旨に沿ってDPCを実施いたします。


入院医療費「DPC」のご案内

  • 食事代や室料差額は従来どおりです。
  • 患者様の病気、治療内容等によっては、DPCの対象とはならず、いままでどおり出来高になる場合もあります。
  • DPCにともない、入院中の請求書の発行が従来の月2回から月1回(月末締め)へと変わります。

医療費の計算方式はいつから変わるのですか?

平成23年4月1日以降に新たに入院された患者様が対象となります。それ以前の平成23年3月31日までに入院された患者様は平成23年6月1日から対象になります。

今までの出来高払い方式と比べて、包括支払制度(DPC)では、支払は高くなるのですか?

包括支払制度(DPC)では、入院している間の病名によって、1日当たりの入院費が決まります。従って出来高払い方式と比べて病名により、高くなる場合もあれば安くなる場合もあります。また入院日数によっても、1日当たりの入院費は変わってきます。

包括支払制度(DPC)では、病名によって入院費が決まるということですが、入院中に新たに別の病気が見つかって治療をした場合はどうなるのですか?

包括支払制度(DPC)での請求の場合、病名は1回の入院で1つだけとなります。その病名は、入院期間中に最も医療資源が投入されたもので退院時に決定されます。ですので2ヶ月以上にまたがって入院される場合、退院時に前月までとは異なる病名に変更される事もあります。その場合は、入院初日に遡って退院時の病名で入院費の計算をやり直すことになります。

入院費の請求方法は変わりますか?

患者様への請求は従来の月2回の定期請求(15日締め・月末締め)及び退院時から月1回の定期請求(月末締め)及び退院時へと変わります。

すべての入院患者がこの包括支払制度(DPC)の対象になるのですか?

一般病棟(当院の3階・4階・新館2階)に入院される患者様は、包括支払制度(DPC)の対象となります。一般病床以外(当院の2階:回復期リハビリテーション病棟)に入院された患者様、労災保険・交通事故等の自由診療で入院された場合は、この制度の対象外で出来高払い方式での計算になります。

高額療養費の扱いはどうなりますか?

高額療養費制度の取り扱いは従来と変わりません。

早く退院させられる事はありませんか?

入院・退院の判断は医師が医学上の判断に基づいて行いますので医療の必要があるにも関わらず早く退院をお願いすることはありません。