リハビリ通信

/ 3月 28, 2015/ リハビリ通信

平成27年度介護報酬改定では、「活動と参加に焦点を当てたリハビリの推進」という視点が提示されました。そうです。やっぱり参加です。老人保健施設の役割である在宅復帰には社会参加は欠かすことのできないピースです。なのに、デイケア利用者には通所以外は引きこもりな方がとても多い現状。何とかしないとなりません。

今日の記事はそんな「参加」と直接関係ない内容です。

今頃になって、iphone アプリ『歩行解析 Pro』の存在を知り、購入しました。

スタッフと利用者さんで計測しました。10m歩行での計測結果は・・・・・

スタッフ  : 歩幅63.9㎝  歩行周期変動係数0.107  重心変位幅 (上下)4.4㎝ (左右)1.3㎝

利用者さん: 歩幅11.9㎝  歩行周期変動係数0.277  重心変位幅 (上下)0.6㎝ (左右)1.2㎝

なるほど、歩行周期変動係数はしっかり差が出ているし、歩幅も実測と変わらないようです。
この歩行周期変動係数が転倒リスクとの関連上、とても重要な指標となります。
数回の試行上でのばらつきもさほど大きくないようで、思っていたよりも実用的かもしれません。
問題は個人のiphoneである点と、アプリがiphone5に最適化とのことで、6へ買い替えにくい点です。

それはさておき、こうしたデータを活用しながら、老人保健施設のリハビリテーションもさらに専門性を高く保てるよう努力していきたいと思います。今後も宜しくお願いします。