医療法人社団創造会 メディカルプラザ平和台病院 千葉県我孫子市 | 憎き水虫

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憎き水虫

医療機関が行った調査データによると、日本の水虫患者は約2500万人、つまり国民の2割が水虫患者とのことです。5人家族ですと1人は水虫患者という計算になります。まさに『憎き水虫』ですね。
なかでも一日中靴を履いている働き盛りの年代に多く、水虫は働くお父さん、お母さんの証とも言えます。心配なことに、最近では子供さんの患者が増えています。

水虫とは、足の裏や指の間、手のひらに「かび」が発生して起こる病気のことで、「白癬菌」が正体です。白癬菌による皮膚病は、おもしろいことに、病気のおこる部位によって異なる名前が付いています。太股の内側や陰部に感染すると「インキン」、頭に感染すると「シラクモ」、皮膚(掌、足、頭、太股の内側、陰部を除く)に感染すると「タムシ」となります。

水虫は家庭内の感染が多く、約半数は同居家族にも水虫患者がいます。
これは、水虫の人がいる家庭では、お風呂の足拭きマットやスリッパ、じゅうたんなどに水虫菌がいる可能性が高く、家庭内で移ってしまう可能性が高いためです。
家庭内感染を防ぐには、お風呂の足拭きマットやスリッパを共用しないこと、こまめに足を洗い、靴下などを履いて水虫菌が棲みついている角質を家の中に落とさないことが必要です。複数人の水虫患者がいるご家庭では、一人だけ治療を受けてもダメです。
水虫患者は一緒に病院に行き、専門医の診療を受けましょう。水虫は正しい治療を受ければ、必ず治る病気です。

今年こそ『憎き水虫』をやっつけましょう。平和台病院は、月・水・金に皮膚科の診療を行っています。月・金は午前・午後、水は午後に診療を行っています。