薬剤部
薬剤部の紹介
当院の薬剤部は本館5階エレベーター前にあり、天気が良い日には右手に筑波山、左手に富士山を望むことが出来ます。
各病棟に薬剤師を配置して入院患者様への服薬指導や医師・看護師と連携した薬学的管理を行い、安心安全な医療の提供が出来るよう努めています。
- 処方箋枚数:
内服薬 約 2,000枚
注射薬 約 1,800枚 (2025年8月現在実績) - 採用品目数:約1,000品目 (2025年8月現在)
- 人数構成:薬剤師 常勤7名 非常勤7名 事務2名 (2025年8月現在)

業務内容
病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務
全病棟に専任薬剤師を配置し、入院時の持参薬鑑別・使用しているお薬の投与量や投与期間の確認や副作用のチェック・医療従事者からの相談の応需や医薬品情報の提供・医師への処方提案などを行っています。また、処方された薬剤が間違いなく患者さんに服用いただけるよう全病棟に配薬カートを導入し、薬剤師が一週間分ずつセットを行っています。
患者さんのベッドサイドで薬剤管理指導業務(入院時初回面談・入院中および退院時服薬指導)を行っています。
また朝の点滴ミキシング業務を薬剤師が行っており、患者様の状態や処方内容を把握したうえで薬剤の混合調製を行っています。
調剤業務(内服・外用)
処方オーダリングシステムによりオーダされた処方内容について、重複投与・相互作用・患者さんの状態に応じた投与量などについて確認しています。
飲み間違いがないよう必要に応じて一包化調剤を行っています。
さらにオーダリングシステムと連動した自動分包機・薬袋印字システムを導入し、業務の効率化と調剤過誤を未然に防ぐようにしています。
なお当院では、外来処方は原則として院外処方せんを発行しているため、調剤業務は入院患者さんの処方を中心に行っています。

調剤業務(注射)
処方オーダリングシステムによりオーダされた処方内容について配合変化・投与速度・投与経路・患者さんの状態に応じた投与量の確認などを行っています。
予定注射オーダに関しては、患者さん毎に個別に病棟へ払出しを行っています。
高カロリー輸液調整業務
クリーンベンチ内にて中心静脈栄養の調製を無菌的な環境で行っています。
抗がん剤調製業務
院内で登録されたレジメンに基づき、患者様ごとに投与量やスケジュールの管理を行っています。投与前日までに処方内容を確認し、調製前にも検査値や副作用などを確認したうえでバイオハザード対策用キャビネット内にて調製を行っています。

DI(医薬品情報管理)業務
医薬品情報の収集・分析を行い、院内各部署へ情報を提供しています。
月1回薬事審議会を開催し、新規採用医薬品・削除医薬品の検討や副作用情報の伝達などを行っています。

薬品管理業務
バーコードを用いて適切な在庫管理を行っています。
病棟・外来・手術室などを含めた院内すべての医薬品の在庫管理や使用期限・保管状態のチェックを行っています。
TDM(薬剤血中濃度解析)業務
院内採用品の中でMRSAに有効な抗菌薬(バンコマイシン等)についてTDMを行い、患者さん個々の状態に合わせた適切な投与設計を行っています。
在宅
訪問診療を行っている患者様宅へ直接訪問し、薬剤管理指導業務を行っています。
薬を届けるだけでなく、効果・副作用の確認、患者様の状態に合わせた処方提案を行っています。
チーム医療・院内委員会への参加
感染委員会、医療安全管理委員会、NST、褥瘡予防委員会、輸血委員会など各種チーム医療や委員会へ参加しています。

新人教育
プリセプター制度をとり入れています。プリセプター制度とは、プリセプター(先輩薬剤師)がプリセプティ(新人薬剤師)をマンツーマンで教育・指導する制度です。
薬学生実務実習の受け入れ
当院薬剤部では6年制薬学生実務実習受け入れに積極的に応じております。
月1回病棟担当会議を行い、薬剤師間で情報共有をしています。
救急から介護まで幅広く学ぶことが出来ます。
認定を取得するための研修費の補助なども行い、研鑽を積むのに適した環境です。 薬剤部に興味を持たれた方は、ぜひご気軽に見学にいらしてください。

